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「リファラル採用に必要なのは『勇気』」実録リファラル採用の”現場” 株式会社アライズ様 インタビュー

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こんにちは。リファラルリクルーティング株式会社の井上です。

リファラル採用を社内で推進する上で主役となるのは社員です。しかし紹介者と候補者がどのような会話を通して選考に進んでいるのかを間近で見ることはなかなか難しいですよね。

そこで、今回は弊社がご支援する株式会社アライズ様で成功したリファラル採用のケースを、紹介者と実際に入社した候補者へのインタビューいたしました。今回インタビューしたのは3名。採用を担当した川口様、リファラル採用で入社された本岡様、そして本岡様を川口様に紹介した山本様の3名です。

前半は採用した側の川口様、山本様に。後半は入社した側の本岡様にお話を伺う形式で、なかなか見ることのできないリファラル採用の”現場”をお伝えします。

リファラル採用に必要なのは「勇気を与えること」


(写真左:山本様、写真右:大阪支社長 川口様)

井上:そもそもなぜ本岡様をアライズに誘おうと思ったのですか。

山本:本岡さんは大学時代の友人で、社会人になっても週に1度遊ぶような仲なんです。性格も学力も知っていますし、何より地頭の良さが本岡さんにはあるので、アライズに入社してくれたら良い戦力になるのではないかと思い声をかけました。
最初に声をかけたのは昨年の11月頃だったと思います。アライズのことを話したのですが、本岡さんはそんなに興味があったわけではないと思います。

井上:なるほど、興味がないところからのスタートだったのですね!その後どうやってアプローチしたのですか。

山本:大阪支社長である川口さんに本岡さんのことを話しました。ちょうど川口さんとゴルフの打ちっ放しに行く予定があったのでそこに本岡さんを誘うことにしました。

川口:打ちっ放しで初めて本岡さんとお会いして、お互い淡々と練習してました。練習後に食事に行こうってなりまして、回転寿司に行きましたね。

井上:実際にどんなお話をされたんですか。

川口:初対面だったのでいきなり採用の話をするのはやめようと思ってました。山本さんと本岡さんの学生時代の話が中心でしたね。ただ話の流れの中で本岡さんが「川口さんは山本さんをすごい大事にされているんですね」と発言したのがきっかけで採用の話をしようと思いました。

すでにお腹いっぱい食べた後だったんですが、そこからアライズへの転職について会話しましたね。ちょうど山本さんが会社の紹介資料である「アピールブック」を持参してくれていたので資料を使いながら説明しました。
回転寿司のお店を出たところでも話は続いて、是非入社してほしいということを伝えました。本岡さんも「会社に話してみます」と言ってくれ、その日は解散しました。

井上:その後はどうなったんですか?

川口:会社に来てもらって面接をしました。また社内のミーティングにも出てもらって現場のエンジニアとも会ってもらいました。

井上:現場のエンジニアともお引き合わせしたんですね!まさに面でのリファラル採用ですね。

川口:しかし3月になった時に本岡さんから「やっぱり会社を辞めることはできない」と連絡をもらいました。

井上:えっ、どうしてですか?

川口:元々本岡さんが転職をする1つの理由として当時の会社での体制に対する不満がありました。しかし4月から体制の変更があるということで会社に残る決断をしたんです。

なので私も4月になってからもう一度本岡さんと話をしようと思い、待つことにしました。そうして4月に入ってから改めて本岡さんを食事に誘いました。今度は回らないお寿司に行きました。その後お酒も飲んで帰ることになったのですが、同じタクシーの中で話したことは転職の話よりもキャリアの話、「働くってなんだろうね」とか概念的な話をしましたね。

井上:お寿司の時は採用のお話がメインではなかったんですね。

川口:そうですね。その翌週にもう一度ご飯に誘いまして、しゃぶしゃぶを食べに行きました。ここでは口説きモードになっていて、アライズにいて30歳を迎えるのと、そうでない場合でどんなキャリアの違いが出るかを説明しました。本岡さんが描くキャリアに必要なものが弊社にはありましたし、同じような考え方のメンバーもいるので。

しゃぶしゃぶのお店で本岡さんから改めて弊社に入社したいと言っていただけました。3月に現職に残る判断をされたときはほぼ諦めたんですが、会社の体制が変わるということはとても難しいことなので本岡さんがまた転職したいと考えるかもしれないとは考えてました。

転職って勇気がいるじゃないですか。だから弊社のことばかり話すのではなく、本岡さんのキャリアや描いている理想像の話を中心にして、キャリアを実現するために最適な環境を選択する勇気を与えることができればと思ってました。結果的に入社をしてくれてよかったです。

転職する側もメリットがあるリファラル採用


(写真:本岡様)

井上:山本さんからアライズへのお誘いを受けたときはどう思いましたか?

本岡:当時転職は考えていましたが、関心は特になかったですね。ただ山本さんのお誘いを受けることで山本さんの評価が高くなるなら、という思いで一度話を聞くだけ聞いてみようかなと思う程度でした。

井上:入社しようと思うまでどんな感情の変化があったのですか?

本岡:川口さんとゴルフに行った時などはまだ入社しようという意識はほぼゼロでした。その後川口さんと話をする機会が増えるにつれて50%くらい入りたいなという気持ちになってましたね。ただ前職の体制変更の話も聞いていたので前職に残る決断をして、アライズに入社する意欲は下がりました。

川口さんに転職することを一旦やめたいと話をした時に「体制は簡単には変わらないよ」「待ってるから」と言っていただけてそれが現実になってしまって。川口さんは4月に入ってから食事に誘ってくれたんですが、そこでアライズが僕に対して「今やるべきこと」を指し示してくれる会社なんだと気付いたんです。

井上:なるほど!最終的に入社の決め手になったのは?

本岡:川口さんとしゃぶしゃぶを食べた時ですね。その日もずっとどうしようって考えてたんですが、自分の人生だし自分で決めないとなって思いました。その勇気を川口さんからもらえましたね。

井上:ちなみに、転職活動は他にもしてたんですか?

本岡:はい。転職エージェントの方にもお話をしたんですが、初対面の人なのでやっぱり自分に合う会社を紹介してもらうことはできませんでした。僕自身はリファラル採用に対して悪い印象はありません。海外では一般的な手法であることもそうですが、転職する側からすると知っている人がいる会社というだけで気持ちが楽なんです。

声をかけてくれた山本さんには感謝しています。

リファラル採用の浸透には課題も

井上:改めてリファラル採用に対してどんなお考えをお持ちですか?

山本:まだ良いイメージを持っている人も少ないとかなと思います。プライベートと仕事を分けたいと考える人が多いので、友人知人を誘うという行為に対してネガティブな人もいる印象です。

でも私自身、今回本岡さんに入社していただきましたが、一緒に成長できる仲間を採用できる手法として良いものだと考えています。

川口:私の支社はずっとリファラル採用のみで採用をしてきたんですね。特に今回の本岡さんは営業職の採用で、エンジニア採用と比べると重要度が異なります。

採用広告を使って大事な営業が採用できるとは思えず、自然とリファラル採用のみになっています。ただメンバーにもリファラル採用を促すことは課題もあって、反発がないわけではない。プライベートを切り売りするような形になるリファラル採用はやっぱり良くない。なのでメンバーにお願いしていることがあって、転職しそうな人を紹介してもらうのではなく、転職を考えているかいないかは問わず現職を一生懸命頑張っている人を紹介してほしいと言っています。

すぐに転職を促すのではなく、メンバーの知り合いにまずはアライズのことを知ってもらい、もし転職を考えるとなった時に弊社のことを思い出してもらえたらと思っています。

本岡:リファラル採用はされる側からすると嬉しいですよね。「うちの会社に入らない?」って言われると素直に嬉しい。今度は自分がリファラル採用で人を連れてくる側なので、本当に一緒に仕事がしたいと思う仲間を探すことが大事だなと考えています。

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