お客様の声

社員のモチベーション偏差値が52から58へ。会社の魅力を一冊に込めるアピールブックの効果とは

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こんにちは。リファラルリクルーティング株式会社の武井です。

会社経営を推進する中で作成する資料は多岐に渡ります。経営計画書、人事評価制度、給与規定、就業規則…。しかしこれらの資料の多くは社員に説明しても理解してもらうことが難しかったり、説明したつもりでも社員の納得度、理解度が高まらないことがあります。

リファラル採用の導入支援の1つとして、会社の魅力や課題、経営計画などを1つの資料にまとめた「アピールブック」の作成を支援しています。アピールブックによって、社員が会社を理解し、友人・知人に語れるようになります。
今回はアピールブックの作成を通して、経営計画などの社員理解度を高め、社員のモチベーションアップにもつながった事例をご紹介します。
インタビューを引き受けてくれたのはネットワークインフラの構築やITスクール事業を運営するネットビジョンシステムズ株式会社の中塚敏明社長(上記写真右)と人材開発室兼スクール事業部の飯塚寛也課長(同左)です。

(アピールブックについてはこちらの記事を参照ください)

社員のモチベーション偏差値が52から58に上昇

武井:今回アピールブックを作成した狙いについて教えて下さい。

中塚:大きく分けて3つあります。まず1つ目は採用です。採用には力を入れて取り組んでいますので、リファラル採用ということに限らず、採用全般に関わることであれば関心は持つようにしていました。採用面接に来られる方に対して自社の説明を行うのですが、既成の会社紹介パンフレットですと、インパクトが弱いと思っていました。会社の事業内容はもちろん、経営計画や社内の雰囲気などを1冊の資料で伝えることができるのではないかと考えたのが狙いの1つです。

2つ目は全社員会議での発表資料で使用することです。弊社では4月に全社員会議を行っているのですが、経営計画や会社の企業理念などを1つの資料で綺麗に伝えたかったんです。経営計画や人事評価制度など社員に理解してほしい資料が複数あるのですが、別々だとなかなか理解が進まないんじゃないかと思っており、御社からアピールブックを紹介いただいたとき、ちょうどいいなと思いましたね。

3つ目は会社の経営計画などの大事な情報に対する社員の理解度、納得度を向上させることです。一般的な経営計画書や事業展望を記す資料は経営者にとっては読みやすくとも、社員にとっては読みにくいフォーマットになっていることが少なくありません。アピールブックはフォーマットがわかりやすく、これなら社員の理解度も向上するのではないかと思い、アピールブックの作成をすることにしました。

武井:全社員会議でアピールブックを発表されてどうでしたか。

中塚:とても好評でした。社員が毎週書く週報でもアピールブックの内容についての言及がありましたね。また弊社ではリンクアンドモチベーション社が提供するモチベーションクラウドを導入していまして、社員のモチベーションを計測するモチベーションサーベイを実施しています。

モチベーションサーベイは確か3,000社以上の実施企業間の偏差値で会社の従業員満足度を計測する仕組みになっています。サーベイの中に「会社の方向性に対する理解度、納得度」を図る項目があるのですが、全社員会議の前は偏差値が52.0という数値でした。全社会議が終わった6月にモチベーションサーベイを行ったところ、同じ項目の偏差値が58.3に向上していました。リンクアンドモチベーション社の担当者からも『何があったんですか?』と聞かれまして、アピールブックをお見せすると、『これだけ会社の方向性をわかりやすく伝えている会社は少ないですよ』と褒めていただけました。

武井:6.3ポイントの上昇は素晴らしいですね。

中塚:いつもの全体会議で伝えている内容と大きく変わりはないんです。でもアピールブックとして1つの資料で、かつわかりやすいフォーマットで伝えたことがこの数値の理由だと思っています。

武井:採用でもアピールブックは使われていますか。

飯塚:はい。1次面接から使っていまして、会社紹介を行うときはアピールブックを使っています。面接に来られる方からは、『しっかりまとめられていていすごいですね』と言っていただけます。会社の経営計画などお固い内容だけではなく、社内の雰囲気なども理解することができるので、採用候補者の会社への理解度を上げることにも役立っていると思います。

中塚:私は最終面接を担当するのですが、面接の時には必ずアピールブックを持参しています。また新入社員が入社した後1ヶ月以内に私からアピールブックを説明する機会も設けています。

武井:アピールブックの今後の活用方法についてはどうお考えでしょうか。

中塚:現状は我々経営幹部がメインで活用しているので、これからは社員が活用できるようにしたいですね。

飯塚:まずは社員がアピールブックに慣れることからはじめなきゃいけないと思っています。弊社では1ヶ月半に1度、社員面談を行っていますので面談ではアピールブックを持ってきてもらい、会話の折に触れてアピールブックの話を入れ込もうと思っています。

特に主任や主任候補のメンバーは自らの言葉で会社の経営計画や理念について語れるようになってほしいと考えています。

経営者自身の頭の整理につながるアピールブック

武井:アピールブックの作成はプロジェクトメンバーを組んで行いましたね。プロジェクトを通しての感想はありますか。

飯塚:メンバーというより、私自身に変化がありました。アピールブックを作成したことで、自分は会社を作っていくメンバーの1人なんだと自覚が強まりました。

前から同じ自覚は持っていましたが、アピールブックが形になったことで、記載されている経営計画を実現させるのは自分なんだと自覚が強くなりました。

中塚:あるメンバーは社内の会議の場で主任になりたいと発表していましたね。若い世代の社員にもいい影響を与えることができたと思っています。

また私自身も頭の整理につながったと思います。企業理念から行動指針、事業や組織のそれぞれの関係性が、プロジェクトの打ち合わせを通して綺麗に整理できました。

社員のモチベーションのアップにもつながりましたし、私が社員に伝えたいことを1冊の資料にまとめることもできました。これからはアピールブックを私たち経営幹部だけではなく、社員が自分ごととして使えるようになり、結果的にリファラル採用にもつなげることができればいいと思っています。

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